まだ蜜しか知らない
こんにちは。最初の2週間が過ぎて徐々に生活のペースがつかめてきたゆかぽんです。
アメリカのPh.D. は、お給料がもらえる分TAとしての役割が大きかったり、Qualがインテンスだったり、まさにbitter sweet だと思うのですが、私はまだ蜜の部分しか知りません。
しかしながら、お金の心配をすることなく自分の学びを深めたい分野に没頭できるのは本当に幸せなことだと痛感しています。
お給料がもらえるので、バイトをする必要がありません。
ほとんどすべての時間を研究か授業の予習復習に充てることができます(趣味がないのなら!)
日本にいた頃、バイトを2つ掛け持ちして一人暮らしの生活費を全て自分で賄っていた友人や、お金のサポートが得られるかわからないから博士課程を断念した友人を何人か見てきました。特に後者はとても多く、だから企業に就職して早くお金がもらえる環境にいきたい、とそういう選択をせざるを得なかったのです(もちろん積極的な理由で就職する人もたくさんいます)。そして就職してから「なんか違うかも」と呟いている友人も知っています。
少なくとも博士号を取りたいと考えている人たちには、海外の、特にお金のサポートがあるアメリカの博士課程をおすすめします(まだ2週間しか経ってない私がいうのもなんですがね)。
こちらには修士号をとってからPh.D. を始める人や、数年働いてからアカデミアに戻ってきた人、だいぶ年配の(多分40歳くらい)人、結婚している人など、本当に日本じゃ信じられなかったくらいの幅広いバックグラウンドの人たちがいます。
また、Ph.D. の前にやっていた分野が異なる人もめちゃくちゃ多いです。博物館で働いていたが神経科学を始める人や、政治で学士を取った人が認知科学に来ていたりします。
もう結婚する年齢だし…、周りは社会人5年目だし…、
私も少しとらわれていたけど、本当にこっちに来たらなんてことなかったのです。なんであんなに悩んでいたのでしょう。そういう意味でこちらは生きやすいです。
学びを極めたいことがあるなら、1年かけて準備して、新たな世界に飛び込んでみるのも良いと思います。
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